ギター講座 超初級編 Day03
今日の目的
前回は
- 横移動しながらメロディ弾く方法
- 弦と弦の関係
- どこに同じ音が現れるか
- G A D オープンコード・パワーコード・バレーコード
をやってみました。 もう少し、仕組みについて調べてみましょう。
おさらい
- イヤートレイニングやってみましょう
- Cからドレミファソラシドを弾いてみましょう
- Cをネック上のいろんなところを使って弾いてみましょう
- GADをオープンコード・パワーコード・バレーコードで弾いてみましょう。
Interval(音程)
前回から少しずつIntervalという考え方を伝えているのですが、ここで一度まとめてみます。
Interval=音程=2つの音どうしの距離
となります。より物理的には音は周波数で決まっていますが、周波数比となります。例えばAは440Hz,オクターブ上のAは880Hzのため、1:2となっていますね。比率で覚える必要はないのですが、オクターブにある12音の間隔を知ってることが、今後音楽理論においても非常に重要となります。
簡単なのは
C | D | E | F | G | A | B | C |
---|---|---|---|---|---|---|---|
P1 | M2 | M3 | P4 | P5 | M6 | M7 | P8 |
です。
P | m | M | dim | aug |
---|---|---|---|---|
完全 | 短 | 長 | 減 | 増 |
Perfect | minor | major | diminished | augumented |
であり、Pは1,4,5,8に、m,Mは2,3,6,7に使います。ここは悩まないでそんなもんだと思ったほうがいいです。dim,augは後で説明します。
これを元に全ての12音を表すと
C | Db | D | Eb | E | F | F# | G | Ab | A | Bb | B | C |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
P1 | m2 | M2 | m3 | M3 | P4 | Aug4 or Dim5 | P5 | m6 | M6 | m7 | M7 | P8 |
となります。
最初は難しいのであまりわからなくていいですが、 dim,aug,m,M,Pの関係は以下のようになってます。 結論から言うと、下のように半音間隔がズレると表記されます。
/- m - M - \
dim aug
\--- P --- /
二つの音の距離を表すのですがインターバルですが、
C#=Db, D#=Eb
のように考えると
aug1 = m2, aug2 = m3
のようにいくつかの方法で表記することができます。 これに何の意味があるの????と思うのは当然ですが、確かに
F#=Gb -> aug4=dim5
なのですが、文脈で使い分けたりします。そんなものかと思いましょう。
3和音
ドレミファソラシド、の間隔を持つスケール(音の並び)をダイアトニックスケールと言います。
また、二つおきに縦に並べたものをダイアトニックコードと言います。
ダイアトニックスケールは別名「全音階」ともよばれるもので、1オクターブを「全音5つ」と「半音2つ」の合計7つの音程で並べたスケールのことを指します。
と言う説もありますが、ちょっと置いておきます。
ダイアトニックコードはどうなるかというと
I | IIm | IIIm | IV | V | VIm | VIIdim | I |
---|---|---|---|---|---|---|---|
G | A | B | C | D | E | F | G |
E | F | G | A | B | C | D | E |
C | D | E | F | G | A | B | C |
ソ | ラ | シ | ド | レ | ミ | ファ | ソ |
ミ | ファ | ソ | ラ | シ | ド | レ | ミ |
ド | レ | ミ | ファ | ソ | ラ | シ | ド |
5 | 6 | 7 | 8 | 2 | 3 | 4 | 5 |
3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 1 | 2 |
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 |
となり、コードとしては
- Major(ローマ数字のみ) M3,m3の間隔 1,3,5
- Minor(m) m3,M3の間隔 1,b3,5
- Diminished m3,m3の間隔 1,b3,b5
の3つになります。これは、Cから始めなくても全てそうなります。
と言うわけで、これらを弾けるようになると、大袈裟に言えば、大抵の曲を弾けるようになります。
メジャー・マイナー・ディミニッシュコードを弾いてみよう
メジャーコード
6弦ルート
|人| | | |1| | |
|人| | | |5| | |
|人|中| | | |3| |
|人| |小| | | |1|
|人| |薬| | | |5|
|人| | | |1| | |
5弦ルート
|人| | | |5| | |
|人| |小| | | |3|
|人| |薬| | | |1|
|人| |中| | | |5|
|人| | | |1| | |
| | | | | | | |
マイナーコード
6弦ルート
|人| | | |1| | |
|人| | | |5| | |
|人| | | |b3| | |
|人| |小| | | |1|
|人| |薬| | | |5|
|人| | | |1| | |
5弦ルート
|人| | | |5| | |
|人|中| | | |b3| |
|人| |小| | | |1|
|人| |薬| | | |5|
|人| | | |1| | |
| | | | | | | |
メジャーコードと比べると、3がb3になってるだけですね。
ディミニッシューコード
6弦ルート
| | | | | | | |
| | | | | | | |
|中| | | |b3| | |
| | |小| | | |1|
| |薬| | | |b5| |
|人| | | |1| | |
5弦ルート
| | | | | | | |
| |薬| | | |b3| |
| | |小| | | |1|
| |中| | | |b5| |
|人| | | |1| | |
| | | | | | | |
dimは頻度少ないので、最初できなくても問題ないです。
Cのダイアトニックスケール
6弦ルート(Cから始めるとネックの上の方しか使わないので、Fからスタートしてみます。)
|F G Am BdimC Dm Em F |
-------------------------
|1--3--5-----8--10-12-13-|
|1--3--5-----8--10-12-13-|
|2--4--5--7--9--10-12-14-|
|3--5--7--9--10-12-14-15-|
|3--5--7--8--10-12-14-15-|
|1--3--5--7--8--10-12-13-|
5弦ルート
|C Dm Em F G Am BdimC |
--------------------------
|3--5--7--8--10-12----15-|
|5--6--8--10-12-13-15-17-|
|5--7--9--10-12-14-16-17-|
|5--7--9--10-12-14-15-17-|
|3--5--7--8--10-12-14-15-|
|------------------------|
適当に組み合わせると、コード進行になります。 5弦ルート・6弦ルートどちらを使っても問題ないです。
理解してると、次のようなページに書かれていることが弾けると思います。
すぐにわからなくてもいいけど、コード進行の基本となるので理解頑張ってしてみましょう。
オープンーコード E,Em,A,Am
バレーコードの人差し指がなくなったバージョンですので、割と簡単に覚えられるのでは?と思います。
E Em A Am
|0---0---0---0---|
|0---0---2---1---|
|1---0---2---2---|
|2---2---2---2---|
|2---2---0---0---|
|0---0-----------|
ブルース進行
|I |IV |I |I |
|IV |IV |I |I |
|V |IV |I |V |
この進行のことをブルース進行と呼びます。 Key=Aだと
|A |D |A |A |
|D |D |A |A |
|E |D |A |E |
となります。5,6弦、パワーコード・オープンコード・バレーコードどれでもOKです。
メジャーペンタトニックスケール
5つの音でできたスケールをペンタトニックスケールと呼びます。 その中で、明るいスケールをメジャーペンタとニックスケールと呼びます。
ブルース進行に合わせて、次の指板の位置を適当に弾いてみましょう。
|2| | |5|
|2| | |5|
|2| |4| |
|2| |4| |
|2| |4| |
|2| | |5|
数字はフレットを表しています。
これを、音程で表すとKey=Aだと
|M6| | |1|
|M3| | |5|
|1| |M2| |
|5| |M6| |
|M2| |M3| |
|M6| | |1|
となります。
これで、適当にコード進行に合わせて弾くことをやってみましょう。