XYZPrinting Davinci 1.0
2014に購入のため、現在は後継機種しか出ていないが、大学にあるのは初期型のDavinci 1.0(無印)である。
基本的な流れ
- 3Dモデルの作成(Blender等)
- stl形式に変換
- スライサーにてどのように作成するかを計算させ
- プリンターに送信してビルド
Softwareについて
https://www.xyzprinting.com/ja-JP/software
のXYZwareを利用する。(サインアップ必須)
2022/11/5現在 バージョン:2.2.27 ファイル名:XYZware2.2.27(2C2906).dmg 発表日:2020-09-01 容量:66.1MB
が最新
積層型の基本構造
- フィラメントがエクストルーダで温められて溶けて出てくる
- プラットフォームで固まる
- 層を作るように造形していく
積層型の一番の問題点
フィラメントが硬化する時に収縮し、反ったり剥がれたりする。これをいかにクリアーするかはトライアンドエラーするしかない
ラフトとサポートについて
造形物の形状によっては、ラフト・サポートを有効にして、造形しやすくする必要がある
ラフト
底面積が広いとプラットフォームにピッタリ引っ付くため、造形しやすくなる。後でパリパリ剥がす
サポート
積層していくため、下に何もないと造形することができない。 そのため、後で剥がす前提のパーツを補助的に印刷する必要がある
最大の難所
1層目に失敗すると、その後の全ての作業が失敗する。このため、さまざまな苦難を乗り越える必要がある。
202211での知見
これが最高かはわからないが、知見をまとめてみる。 今回の造形物は星形を9つで最大サイズで製作した。 造形が終わった後からの作業を列挙する
- ノリを綺麗に掃除する。
- ノズルクリーニング
- キャリブレーションスタート
- 70度くらいにプラットフォームがなったらノリを塗布
- 最大サイズでのラフト出力であったため、外周3回、ラフトの向きと直角に2回、外周2回を目処とした
- キャリブレーションで3つともERRが出た場合には、バグっていると考えられる(1を計測後2を計測できていない)そのため、電源OFF->10秒待つ->電源ONとして初期化で対処。それでもダメな時には、USBでMacを接続したり、ホームポジションに移動させたり、で機嫌良くなるまで何かを続ける
- キャリブレーションで完全な「セイコウ」を出すのは非常に難しい。100から200あたりに3つなっていれば、まぁどうにかなる。
- キャリブレーションの3点とネジの位置が異なり、厳密に頑張っても全く成功しない。1,2,3の値を見ながら100以内に収まるように気を付ける。+200を超えたりすると、エクストルーダーからフィラメントが出てこなかったりする(ガッガッと押し出せない音がする)。これを避けるために+200より下にした方が良さそう。
- とにかく、1段目、2段目が失敗しないか見守ること
- 失敗しても、ノリとヘラで強引に押し付けることに成功すれば、その後うまくいくこともある