DavinciResolve 使い方
目次
ページ構成
- 初めに
- Media
- Cut
- Edit
- Fusion
- Color
- Fairlight
- Deliver
徐々に追加していきます。
初めに
DavinciResolveとは
映像編集ソフトとしてAdobe Premiere Pro, および After Effects を利用してきているが、最近急激に伸びているソフトがDavinciResolveです。
- 無償で利用できる
- 色編集に強い
- ノードベースの編集スタイルである
- Fusionというモーショングラフィックスの機能を保持している
どちらが良い、ということはありませんが、できることの違いがあるので、それぞれの良さを理解した上で使い分けてみましょう。
他にも有名なソフトにはFinal Cut Proがあります。
以下、長いので「Resolve」と記述します。 PremiereProについてはある程度理解していることを前提に記載していきます。
バージョンについて
バージョンアップが頻繁に行われ、できることがどんどん増えています。 執筆時点ではバージョン18.0.2です。
Resolveを利用する上で注意すること
Adobeのソフトと操作の考え方が、色々と異なります。 ここにまず慣れる必要があります。
インストール
をスクロールしていくと、「DaVinci Resolveを無償でダウンロード!」という項目があり、「DaVinci Resolve」「DaVinci Resolve Studio」の項目が出てきます。「DaVinci Resolve Studio」は有償ですので、まずは「DaVinci Resolve」をダウンロードしてインストールしましょう。無償版でもかなりのことができます。
名前やメールアドレスなどの情報を入力すると、リンクが表示されます。
なお、iMacProの中には「DaVinci Resolve Studio」がインストールされているものがあります。
日本語化
- Davinci Resolve - Preferences…
- Userタブを選択
- UI Settingsを選択
- Languageを日本語に
- Resolveを再起動
自動保存について
- ライブ保存
- プロジェクトバックアップ
の2種類があり、ライブ保存は操作する度に上書き、プロジェクトバックアップは一定期間ごとに別名保存されていきます。
日本語化の1,2は同じで
- プロジェクトの保存&ロードを選択
- プロジェクトバックアップにチェックを入れる
とすると、トラブルが少ないと思います。(ライブ保存はデフォルトでチェックが入っているはず)
プロジェクトの管理方法について
プロジェクトファイルはどこに?
PremiereProでは作業用フォルダを作成し、「.prproj」というプロジェクトファイルを作成しました。
Resolveではデータベースという概念を用いていて、
User/**/Library/Application Support/Blackmagic Design/DaVinci Resolve/Resolve Disk Database
の中でデフォルトでは管理されています。
確認方法
プロジェクト選択画面で「Projects」の横のアイコンをクリックして、「Local Database」の「i」アイコンをクリックすることで確認できます。
素材フォルダはどうなる?
わかりやすい位置に整理して管理しましょう。Resolveでは素材ファイルを勝手に移動することはありません。
参照する形で利用されますから、編集中に移動するとトラブルの元となります。
最初から素材をうまく管理する癖をつけましょう。
バックアップはどうすればいいの?
プロジェクト選択画面で右クリックすると
- Import Project…
- Export Project…
- Import Project Archive…
- Export Project Archive…
があります(他にもあるけど)。上の二つではプロジェクトファイルのみ(Premiereなら.prprojのみ)を書き出したり読み込んだりします。拡張子は「.drp」です。
下の二つでは、プロジェクトファイルだけではなく、素材も扱われます。「.dra」がついたフォルダが作成されます。
PremiereProと考え方が異なるため気をつけましょう。
プロジェクト設定について
画面右下の歯車から
- 解像度
- フレームレート
等、設定することができます。
インターフェイスについて
ワークスペース
Adobe製品にもワークスペースがありますが、Resolveではちょっと意味合いが異なります。
- Adobe製品では、パネルの追加を自由にすることができる。カスタマイズしたワークスペースを追加することが可能
- Resolveでは「ページ」という考え方があり、明確にページごとにできる内容が異なる。ページは増やせない
ページの切り替えには画面下部のページナビゲーションを利用します。
- Media: 読み込み作業
- Cut: カット編集作業
- Edit: 編集作業
- Fusion: モーショングラフィックス作業
- Color: 色補正作業
- Fairlight: 音編集作業
- Deliver: 書き出し作業
これらを使い分けましょう。
Cutは利用しなくても、Editページだけでも編集できます。
ノードベース
Premiere Pro, AfterEffectsはレイヤーを基本としたインターフェイスです。
ResolveのFusion, Colorにおいてはノードという考え方を用いて、情報の入口から出口への処理を指定していきます。ノードに慣れることがResolve攻略の上で非常に大事となります。
※:ノードベースのアプリは増えてきていて、グラフィックだけでなくプログラミングでも利用されます。以下、ノードベースのアプリを少し紹介します。
- Blender
- Houdini
- Unity
- Unreal Engine