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メディア表現 VI 2. テキストエディタ

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目次


本日の内容

テキストエディタとそれに関連しそうなことについて学修していきます。




タイピング

2023卒業生の話

IT業界に内定決まった卒業生は

で、

高級コース一秒間平均、5.6以上を取れるように入社までにトレーニングしてきてください。

との案内があったようです。

まだまだ、タイピングは必須スキルと言えそうですね。

というわけで、みなさん試してみましょう。

ちなみに、ちょこっとやった感じで、自分6.1です。e-typingだと、250-300に相当するんじゃないか…

タイピング遅い人

両手にタオルをかけて、キーボードを完全に見れない状態にして、位置を体に覚え込ませましょう。

地道に練習を続けた結果、常に2桁だった子がe-typingで300取るまでに成長してます。

誰でも、トレーニングすれば速くなります。 遅い人もまだ間に合います。社会人になる前にタイピングを得意になっておきましょう。




テキストエディタの歴史的変遷

エディタ戦争

エディタ戦争 と呼ばれるものがあります。

のどちらが使いやすいかで、戦争みたいなことが起こってきました。

ドラマにも取り上げられるほどです。

新しいテキストエディタが出てきても、操作系は大体この二つのどちらかを模倣・拡張しています。


キーバインド

様々な違いがありますが、ショートカットでカーソルを移動する方法が異なります。このことをキーバインドと呼びます。

歴史的経緯により、2通りの方法があります。自分は、emacs派の研究室出身のため、emacsしか覚えていないです。

macのほとんどのソフトではemacsキーバインドが有効ですので、これを覚えることで、入力効率が上がります。

特に次を試してみましょう。

移動系

削除系

Mac 標準ショートカット

もちろん、Macの初歩的なショートカットは問題ないですよね?

Spotlight

Command+スペースでSpotlightが立ち上がるのもいいですかね。

RayCast

RayCastというユーティリティがあります。

無理して利用する必要はありませんが、このユーティリティを使うと、Spotlightよりさらにさまざまなことができる様になります.

これに限らずMacではユーティリティと呼ばれるアプリを導入すると(無料のものも結構ある)より便利に使えることを知っておきましょう。

自分が手放せない有料のユーティリティはDefaultFolderXでした…知らない方法があったので、もう平気かなぁ。

開くや保存する、のファイルダイアログにFinderのフォルダをドラッグアンドドロップすると、そこに簡単に移ることができます。時短です!




多種多様なテキストエディタ

テキストエディタは文字を入力するだけのアプリです。

ですが、使い勝手を良くするために様々なものが開発されてきました。

ですが、2022現在では、ほぼVisual Studio Codeが制覇したと言って良いでしょう。

とはいえ、個人的には

と併用している現状です。

また、Rustと呼ばれる実行速度の速い言語で開発されたZed,Lapce, がVSC一強の中で注目されています。

AIの機能をエディタに取り入れたCursor(有料?)だったり、VSCにAiderなどを追加しての利用も一部注目されていますが、まだ流動的かな、と思っています。




VSCode特徴


VSCショートカットチートシート

ショートカットは全部覚えるべきだ、とは言いません。何回も使うことに関して覚えていきましょう。


マルチカーソル

文字入力はカーソルの位置に行なわれますが、VSCにはマルチカーソル、という機能があります。

体験してみましょう。

  1. 何行か適当に入力しましょう。
  2. Option+Shift(win: Alt+Shift)で、行頭をドラッグして複数行を選択してみましょう。
  3. カーソルの数が増えましたね。
  4. 文字を入力すると、カーソルの位置全部に入力ができますね。

検索と置換

全てのテキストエディタに搭載されています。意外と知らない人が多いので、触れておきます。

例えば、「コンピューター」と「コンピュータ」が混在している文章があります。

  1. 全て「コンピュータ」にするにはどうしますか?
  2. 全て「コンピューター」にするにはどうしますか?

検索

文章中の検索ワードと同じところに飛びます。

置換

検索したワードを置き換えるワードに置換します。

の二つに分かれます。


Emmet(旧Zen Coding)

2008年頃に開発されました。

HTML,CSSを入力するの、コード補完があっても大変ではなかったですか?(情報デザイン取ってない人は知らないか…)

最低限のHTMLを入力するのは「!」だけで良い、と情報デザイン演習Iで教えた気がします(?)が、これも実はEmmetの機能でした。

  1. 適当なhtmlファイルを作成(test.htmlなど)
  2. 「!」を打ってリターン
  3. bodyタグの中で「div#wrapper>(div.header+div.content+div.footer)」を打ってリターン
  4. contentクラスのdivの中に「ul>li*4」を打ってリターン

便利ですね。




Google検索

皆さん当たり前のようにググっていると思いますが、本当に有意義に検索できているでしょうか?

1. 必要な情報を言語化できてる?

例えば沖縄県の名護市内に旅行に来ていたとして、できれば東京にもあるようなフランチャイズ店ではなく、地元の人が経営しており地元民が通うようなお店で食事がしたいと考えます。 どう検索しますか?

2. 他の言い方はない?

検索技術を向上させたいとき、「検索技術」だと、うまく引っかかりません。どう検索しましょうか?

3. 検索結果からうまく次なる検索ワードを拾えてる?

ワードプレスに問い合わせフォームを作りたい時のやり方をどうやって調べますか?

4. 次の方法試したことありますか?

  1. 検索用語に「とは」を付加
  2. 検索語句を””で囲む(全文一致 ex. 最も高い建物)
  3. サイト内検索(site:google.co.jp keyword)

この文章プログラミング以外でも当てはまるかと

プログラミングの作業において、ベテランと初心者の大きな差のひとつは「ググる回数」と言って良いでしょう。

熟練のプログラマーは、わからないことは多種多様な検索テクニックで解決します。

あるいは、よく訪れるサイトやページはブックマークしておき、時短に努めている。わからないことがあっても、自己嫌悪に陥ることもない(わざわざ落ち込んでいる時間などない)。その繰り返しが日常のため、検索力は常に高く、レベルが上がっていきます。

一方でプログラミング初心者はというと「まず調べよう」のフットワークが著しく重いというのが特長。

なぜ動きが鈍いのかというと「調べてもそのページに書いてあることの意味がわからず、再び検索すること繰り返しになるので面倒」という動機が大きい。これを「ダルい」と感じ、結果的に低い検索力のまま横ばいになるー。

「ベテランプログラマーは基礎が完成されているので、調べる内容もある程度わかったうえで調べるけど、初心者は何もかもわからないから大変」ということもあり、面倒な気持ちも確かにわかります。

しかし、何度も調べる・調べるのが面倒というのは、実はベテランエンジニアでも同じなんですよ。

初心者の方は「自分が無知だからなんでも調べているんだ…恥ずかしい…みんなこんなに調べてないだろう…」なんて思わずに「迷わず速攻Google検索」を習慣化できるように自分を方向づけましょう。

そして常に「今回たどりついたページは次回はすぐにアクセスできるようにどうするか」を常に考える。

ブックマークも良し、QiitaやZenn、あるいはtwitter、自分のブログに残しておくも良し、Evernoteに項目ごとに分けておくのも良いでしょう。

常に自分がやりやすい方法を模索したり、他のエンジニアに聞いてみるなどし、スタイルを固めていきましょうね。

AIの時代になって、多少やり方は変わっていくかもしれませんが、基本的な検索力はあっていいと思います。




おまけ




まとめ

情報デザインにおいて、文字情報は非常に大きな意味を持っていて、それをなるべく簡単に操作できたり、検索できたりする能力がこれからまだまだ求められていきます。

テキストエディタやショートカットを味方にしていきましょう。




小レポート

での1秒あたりの平均キータイプ数を提出せよ。

(先に言ったようにIT企業だと5.6以上求められるケースがあります。)