メディア表現V 15. モーショントラッキング
目次
モーショントラッキンング
- 撮影された実写映像(2D)からオブジェクトの位置がどう動いているかを調べる
- カメラの位置情報を計算する
- 3D空間の原点、X,Y軸方向を設定し、
- それを元に、3Dオブジェクトを合成する
ことができます。
原理
特徴となる点が3点あれば、その位置の移動を追うことにより、カメラの位置を計算することができます。
実際には、レンズの歪みなどもあるため、特徴点は最低8個ないといけません。
説明動画
https://www.youtube.com/watch?v=V62Ow3SXE6c
トラッキング失敗…
完全にいつでもうまくいくかというと、トラッキング失敗でうまくいかないこともあります。
- 特徴点がわかりやすい映像か?
やってみよう
下にあるテンキーバージョンでも構いません。
- VFXで新規書類
- OPENで映像を開く(とってきても、下からデータを拾っても)
- Sceneの設定を合わせるSetSceneFrame(尺)、fps・解像度は手入力(失敗しづらいように120フレームとかに限定しよう)
- 再生して紫の線を確認
- Tracking SettingsのMotionModelをLoc,Rot,Sca
- (Cameraのプリセット合わせた方がいいけど)
- 1フレーム目へ
- Ctrl+クリックで、マーカーを置いていく(8個以上ないといけない) or 「Detect Features」
- 上右矢印をクリックして、マーカーをトラックしていく
- Solveパネルにして、SetAsBackgroudで背景に動画を設定
- SolveCameraMotion
- Solve Errorが1を下回ると最高
-
Refineを入れて、Solveすると減ることも。
- SetupTrackingSceneでPlane, Cube, Cameraをセット
- マーカーから3点選んで(原点とX,Y軸方向にあるもの)Floor
- 原点を選んでSetOrigin
- Xを選んでSetXAxis, Yを選んでSetYAxis
- Three tracks with bundles are needed to orient the floorが出る時は、Solveが失敗
-
本当は、レンズの焦点距離とか歪みとかも計算にいれるともっとよい
- Susanneでもおいて
- Sceneで、FilmのTransparentにチェックを入れて、Plane, Cubeを非表示にして、
- RenderLayerのAlpha->facでいけるかな(動画対応してないので、いちいちレンダリングするか、PNG,OpenEXRの方がいいかも)
動画
自分でとってきてもいいけど
- IMG_5011.MOV
- IMG_5012.MOV
- IMG_5013.MOV
- IMG_5014.MOV
- IMG_5016.MOV
- IMG_5017.MOV
- IMG_5019.MOV
- IMG_5020.MOV
- IMG_5021.MOV
- IMG_5022.MOV
参考動画
まとめ
トピックが多いBlenderですが、興味持ったところから使っていってください。 実際に
- グラフィックデザイン応用演習I
- 映像デザイン応用演習I
などでも利用してくれている人がいます。 嬉しい限りです。
表現の幅を広げていきましょう。